自由をもとめる祈り

私たちが神の道具として仕えるために、この祈りは何らかの手助けをしてくれることでし ょう。聖イグナチオはこの“準備の祈り”を「自分のあらゆる意向と行動と働きが、ひたすら神への奉仕と賛美だけに向けられるよう、主の助けを願う」(『霊操』46)と説明しています。試しに下の言葉を口にしてみてください。

        主よ、今、この時のため、よく備わっていることを強く望みます。
        わたしの全てを喜びつつしんであなたに捧げます。
        わたしの思いを明らかにし、清められるよう導いてください。
        矛盾した望みがわたしの内にあり、
        むなしいものやはかないものに心がとらわれます。
        わたしは知っています。もし主にわたしの魂を捧げるなら、
        わたしのなすことは新しい魂に従うことを。

        この祈りのとき、わたしの全存在と
        わたしの試みようとするすべてのこと、
        すべての出会いと思い、わたしの生涯、葛藤や失敗までも
        あなたの御手にゆだねることができますように。
        主よ、わたしはあなたのもの。
        あなたの御計らいのとおりになりますように。
        アーメン。