司祭メッセージ
意味を生き方に当てはめて 直後には黙想を
福音のたとえ話は、簡単に言えば、教えを分かりやすくするためにイエスが語った短いフィクションです。実話でない場面のナレーションです。
イエスは動作のない比喩も使いました。「世の光」とか、「命のパン」、「道」、「狭い戸口」などはたとえ話ではなく、比喩になります。純粋なたとえ話の数は42個とされていますが、この講座ではランダムな順番で、その中の20個を扱います。
「神の国のたとえ話」と言われますが、この世の神の国の定義は「主の祈り」に含まれています。「御心が地にも行われる」という状態です。「愛し合いなさい」という「御心」に従って、愛し合っている人々が、神と一緒に「宴会」の雰囲気を実行に移している状態です。「神の国のたとえ話」は、その「神の国」の有様やその中の生き方を表す例です。
講座では、それぞれのたとえ話の前後関係を確認し、ナレーションの意味を追求してみます。そして、その意味を私たちの生き方に当てはめてみます。要するに、頭で「なるほど、この意味でしたか」と理解するばかりでなく、「耳が痛い、よし、やってみましょう!」という前向きな反省も心から引き出そうとしています。
このオンライン講座は、対面講座と同じような真剣さで受けるほうが望ましいと思います。途中でスマートフォンを使ったり、人と喋ったりしないで、福音書を手元に置いて、ノートを取って、直後に簡単な黙想をする姿勢が有意義なのではないかと思います。
協力司祭 ハビエル・ガラルダ s.j.
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