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今後の対応(6/10)
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今後の対応(6/10)
信徒の皆さま
東京都の緊急事態宣言が解除され日常生活安が少しずつ戻ってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。さて、東京大司教より、教会再開の第一歩の指針が出ました。それを受け、麹町聖イグナチオ教会の活動は以下のような形で再開したいと思います。
大司教が強調されている要点として、第1に、高齢者と基礎疾患のある方には引き続き教会活動を自粛するよう要請されています。高齢者や基礎疾患がある方が感染した場合、重症化し死亡するリスクが非常に高いからです。ご自身の感染リスクを考慮の上、各自の自主的な判断と適切な行動をお願いします。
第2に、聖堂内では、1.5メートルから2メートルの距離をおいて着席することが求められています。それを遵守するには、700席ある主聖堂に入れる人数を100名ほどに限定する必要があります。そうすると、参加人数をかなり制限せねばなりません。また、当教会は不特定多数の方がミサに集まる特徴があり、もし感染者が出た場合、後追い調査をするのに大きな困難があります。
そのため、当教会としては、公開ミサ(誰でも自由に参加できる形)は再開しません。その代わり、昨年の教皇ミサのように、事前予約をしているグループのみが参加できるミサを実施することにしました。そのグループで参加者の連絡先を把握してもらい、緊急の時に連絡できる体制を整えておきます。最低7人のグループからミサ参加を申し込むことができます。
この2点を考慮した上で、以下の要領で、6月21日(20日18時の主日ミサ)より限定的に活動を再開します。
グループによる事前申込のミサ
- ミサに参加するため、まずはグループを作ってください。何らかの活動団体や講座などに属している人はそのメンバーから誘い合わせてください。あるいは、かかわりのある信徒の友人、家族のメンバーなど誘い合わせてグループを作ってください。キリスト教に興味のある未信徒の友人でもかまいません。ただし、他の小教区の信徒は誘わないでください(その人は自分の教会でミサにあずかってください)。
- そのグループの代表者は、主日の定時に献げられるミサに、参加者名簿を添えて、事務室に申し込んでください。1つのグループは最低7名から(最大100名まで)申し込めます。
- 個人の申込はできません。必ずグループ単位です。予約なしの参加も認められません。準備が整い次第、インターネットで予約できるような方式にする予定です。
- 予約時に、参加者全員の名簿(各自の氏名・住所・電話番号・メールアドレス)の提出が必要です。もし感染者が出た場合、速やかに連絡をとるためです。
- それぞれのミサの定員(主聖堂)は100名ですので、100名になった時点で、そのミサの申込は終了します。満員の場合は、別のミサを申し込んでください。
- 外国語ミサは、それぞれのセンター(あるいは担当司祭)に申し込んでください。
- 平日の7時はミサではなく、自由参加の聖体顕示にしてしばらく様子を見ます。12時と18時のミサは主日ミサと同様に、グループの事前申込を受け付けます(人数を見て、ミサをする聖堂を決めます)。予約がない場合、主聖堂に聖体顕示をする予定です。
- 収容人数は、主聖堂30名から100名まで、マリア聖堂10名から30名まで、ザビエル聖堂10名まで。クリプタ聖堂(追悼ミサや納骨式専用)10名までです。
- 聖堂に入る際は、グループで入場してください。不特定の人が紛れ込むのを避けてください。感染症発生時の対応がとれなくなりますから、ご注意ください。
- 万全の感染症対策をとってください。マスク着用は必須です。ソーシャルディスタンスをとって着席ください(席に目印があり)。
- ミサ30分、歌唱なし、奉納なし(献金はあり)などマニュアルを参照してください。マニュアルは事務室へ確認をしてください。
- 聖体拝領は、手で受ける形のみです。
- 希望する方が全員ミサに参加できるようになるまで相当時間がかかります。1回ミサに参加したグループは1か月以上の間をおいてください。
- ミサに参加できない大多数の方々のために、ミサのライブ中継を継続する予定です。日本語のライブミサは10時に、ベトナム語のライブミサは15時に変更されます。
- ミサに参加できない方は、自分の分身として折り鶴を教会に送ることができます(1か月に1回程度入れ替えます)。折り鶴プロジェクト詳細
ゆるしの秘跡
- 定期的なゆるしの秘跡も再開します。今までどおりの時間帯で行います。毎日、午後5時30分から6時30分まで。主日は主なミサの時間中です。
- 場所は、主聖堂前室の一番奥のところを仮の告解室にします。
- 告解を希望する方は、庭の方から、主聖堂外扉の一番奥の扉前に並んでください(ソーシャルディスタンスをとること)。
- 自分の番が来たら、庭から直接前室に入ります。ドアは開けたままにしておいてください。換気をよくしておきます。
- なるべく手短に告解をします。痛悔の祈りは、自分で持参してください。
- マスク着用や手指消毒など、感染症対策には万全を尽くしてください。聴罪司祭は高齢司祭が多いです。万が一感染した場合、重症化と死亡のリスクはとても高いので、くれぐれも慎重な行動をお願いします。
- 告解を希望する方は非常に多いと予想されます。多くの人が秘跡の恵みにあずかれるようにご協力ください(目安として、1回告解をしたら1か月くらいの間をとるようにお願いします)
- 2番目の仮告解室として、マリア聖堂の右側入口も考えています。その場合、告解を希望する人は、2階のテラス(聖堂前)から岐部ホールにかけて並んでください。
その他の秘跡
- 洗礼式はそれぞれのグループミサで実施してください。ソーシャルディスタンスが保てる人数でお願いします(マリア聖堂で30名まで)。なるべく短時間でお願いします。
- 結婚式を実施する場合も同様に、ソーシャルディスタンスが保てる人数(マリア聖堂で30名まで)でお願いします。
- 葬儀は、各聖堂で(参加人数に合わせて)、なるべく簡単に行います。
- 追悼ミサや納骨式はクリプタ聖堂になりますので、参加人数は10名以下でお願いします。
- いずれも参加者の連絡先を把握し、何かあればすぐに連絡を取れるようにしてください。
諸活動
- ミサと同じように、参加者名簿を事務室に提出してください。
- 小規模の集まりで、短時間のものは可能です。目安は20名以内、1時間以内です。
- 集まる部屋はソーシャルディスタンスを考え、席を空けて座ってください。部屋を予約する際、定員の1/3くらいの人数で考えてください(アルペホールで20名まで)。
- 各自、手洗いやマスク着用など、責任をもって感染症対策をしてください。
- 使用後、座席など消毒作業を行ってください。
- 大きな行事(20名以上の者が長時間集まるもの)は開催できません。
- 信仰案内講座(20名以上)を始めるめどは今のところ立っていません。6月27日(土)よりオンライン入門講座の配信を開始します。興味ある方は誰でも視聴できますオンライン入門講座
- 結婚講座もオンラインで始めます。こちらは受講生のみの限定公開です。
その他
- 多くの人が懸念するのは、トイレなど個人の出入りが激しいところです。ご使用の際に、一人ひとりが手指の消毒など、感染対策を万全にお願いします。
- ご自身がもし感染された場合、すみやかに教会にご連絡ください。
これから
現段階では、誰でも自由に集まるミサができないことに心が痛みます。不特定多数が集まる大きな活動はできませんが、互いの顔が見える小さなグループは活動できます。今は小さな共同体のきずなを深めていく時かもしれません。ソーシャルディスタンスを取りながら、互いのきずなを深める関係を大切にしていきましょう。
まずは新しいやり方を始めてみて、少しずつ改良していくつもりです。制約がある中で、皆さんが少しでも参加できる教会の新しい形を模索していきたいと思います。祈り合いと助け合いの心で、ミッション2030のテーマである新しい協働を実現していけるように、ともに歩んでいきましょう。
2020年6月10日
主任司祭 英隆一朗
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