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7月のお知らせ(2) 祈り 主任司祭のお知らせ(アーカイブ)一覧
更新日: 2021年7月12日
2021年7月のお知らせ(2)
+主の平安
今年の梅雨はよく雨が降りましたが、いかがお過ごしでしょうか。6月末に緊急事態宣言が解除され、教会の活動を部分的に再開しました。ところが、7/12(月)から4度目の緊急事態宣言が発令されました。
それに合わせて、大司教より通達が来ました。活動をより厳しく制限する要請は出ていません。ただ、ちょうど夏休みに入る時期ですから、活動自粛を心がけましょう。8月中、信徒会館は午後7時閉館となります。
ミサの実施
変更はありません。主日はネット予約やグループ予約。平日はグループの事前予約でお願いします。土曜日12時の高齢者専用の主日ミサも続けます。
今のところ、感染症対策がしっかりと行われています。参加者の方々もまた心を引き締めて、対策を心がけた上で参加ください。体調に不安がある方は、引き続きご自宅でお祈りください。
対面の活動
大司教の通達には、全面的な休止の要請は出ていません。必要な集まりは、感染症対策をしっかりと心がけ、なるべく短時間でお願いします。会食はできません。
イグナチオ年に出された全免償(全贖宥)
前回の手紙で言及した全免償について説明しておきます。
罪のゆるしは、悔い改めの心を神に示すならば、神から無条件で与えられます。人間の普通の気持ちとして、ゆるされた喜びと安心から、新たな生活をしたいと望み、そのため、何か過去の埋め合わせをしたいと願うのが自然の流れでしょう。それを償いと呼んでいます。償いは新しい生活のための薬のようなものです。それは人間が行う業であり、罪のゆるしを完成させる1つの要素(罪の内在的結果からの解放)と言えるでしょう。だから、ゆるしの秘跡の後に、何らかの償いの業を果たすことが決められているのです。
全免償とは
全免償とは、教会が特別に認める行いを果たすことによって、罪の償いが全面的に免除される、ということです。通常の信心業で何らかの免償が認められているものもあり、今回のように特別な年に特別な形で付与されるものがあります。規定の業を果たすことによって、全免賞の恵みを得ることができます。これは、自分の罪の償いのために、あるいは、他者(生者でも死者でも)の罪の償いとして献げることもできます。
全免償の要件
全免償には教皇の意向のために祈ることが条件です。全免償を認可する教皇は、世界の多くの困難に心を痛め、多くの方々のために祈りを献げておられます。教皇の意向のために祈るとは、重大な使命を帯びている教皇を応援する祈りです。教皇のために、ささやかな霊的応援をしましょう。通常は、主の祈り・アヴェマリアの祈り・使徒信条などを唱えます。
この全免償には、巡礼(今回はイエズス会関係の聖堂を訪れること)が条件です。昔の巡礼には大きな困難が伴いました。そこから、何らかの苦しみを神に献げることに意味を見いだすことができます。このイグナチオ年に自分なりに祈りを深め、自分なりに現在の苦しみを献げることは、大きな功徳があるでしょう。聖人の取りなしに支えられて、忍耐と希望をもって信仰の道を歩んでいきましょう。
イグナチオ年 全贖宥の要件
- イエズス会の教会に巡礼すること
- ゆるしの秘跡にあずかること
- ミサにあずかること
- 教皇さまの意向のために祈りをささげること
カトリック麹町聖イグナチオ教会 主任司祭 英 隆一朗
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